店長室から出たら


「あれぇ?オーナー!?」


その声の主に目をやると
この店でNo.5には入る
美耶(ミヤ)が立っていた。


美耶はピンク色の派手なドレスに身を包んで髪は派手に盛っていた。



「美耶…」


「やだぁ!2人で居る時はあかりって呼んでって言ってるじゃないですかぁ!」


美耶はプクゥと頬を膨らませていた。

俺はコイツが嫌いだ。


特にコイツの香水の匂いには勘弁だ。

甘ったるいココナッツの匂いの香水をつけている美耶は俺に寄ってきた。


それ以上近づくんじゃねぇ!


と言いたいところだがオーナーの俺はそんな事は言えない。