「フンフーン♪」


と沙璃から貰ったネックレスと李久から貰ったストラップを見ていた。


「機嫌良いですね。そのネックレスとストラップどうしたんですか?」


「これ沙璃と李久からの誕生日プレゼントなの!」



私がそう言うとミラー越しにこっちを見ていた牧鎖さんが目を見開いた。



「え…夏愛さん今日誕生日なんですか?」


「あ、はい。私七夕が誕生日なんですよ!」


龍司さんにも言わなくちゃ!


「何で言わなかったんですか?」


「え…だって聞かれなかったし第一、私自身も忘れてたし…」


「とにかく帰りましょう。」



私は牧鎖さんが焦った顔をしたのを見逃さなかった。