私は鞄を持ち校門へ向かった。

教室に居た子たちが
「ばいばーい!」と
声を掛けてくれた。


私は「また明日ね!」
と返して校門へ向かった。




校門で5分程待っていたら黒い高級車が見えてきた。


下校中の生徒は少なかったがまだ下校中だった生徒にはいろんな目で見られた。



車は私の真ん前で止まった。


私はドアを開け乗り込んだ。


「お疲れ様です。夏愛さん。」

「お迎えありがとうございます。」


「いえ、では帰りましょうか。」


「はい!」


そうして私たちは神山組へと向かった。