「夏愛~ゴメンってばぁ!ほんとーにゴメン!」


「夏愛悪かったって!な?機嫌直せよ~」

許さないんだから!


私はつくづく頑固だと思う。


「な、夏愛!ほらこれ!」


沙璃は鞄をゴソゴソといじって何かを出した。


「これ夏愛が欲しがってたの!」


え…これって…


「どして…」


「はぁ!?今日あんたの誕生日でしょーが!17歳おめでと!幸せな1年にしてね!」


沙璃…


「ありがと…」

ぽろぽろと涙か流れ落ちた。


「夏愛!ほら!俺からも!」


李久まで…


「2人ともありがとぉ!大好き!!!」

私は2人に抱き着いた。