靴箱に行くと3年の女子の先輩5人に陰口を言われた。


その先輩たちはケバくいつも騒いでいる派手グループの先輩だった。


それは私たちに聞こえていた。

「あんま調子乗りすぎ~!」


「ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃねーよ!」


「どーせ捨てられんだから良い気になんなよ!」



私は言い返したい衝動にかられながらも抑えた。

そしたら沙璃が先輩に向かって行った。


「ちょ、沙璃!私は別に平気だから!」


私の言葉は耳に入っていないのか眉間に皺を寄せ般若みたいな顔をして行った。


わぉ…龍司さん以上かも。

せっかく綺麗な顔が台なしだよ~


私はそれ以上止めもせず
沙璃を見送った。