「あんたも大変だったね。」


沙璃は私の頭を
よしよしと撫でてくれた。


「沙璃~」

私は沙璃に抱き着いた。


皆に変な目で見られているのはスルーだ。


「でも羨ましいなぁ。あんなにイケメンなんだよ!?そんな人と一つ屋根の下なんてさ!」


「そんなに良いもんじゃないよ!大変なんだから!」


「でも~…」


私たちはいろいろ話しながら靴箱へ向かった。