私は気にせず校門をくぐろうとした。


くぐろうとしたその時

「なーつーあーっ!!!」


後ろからガバッと
抱きつかれた。


「沙璃!!」


「ちょっと夏愛!あの神山組の車から降りてきたよね!?どーゆう事よ!」


沙璃は獲物に食いつくような勢いで私に聞いてきた。


「ちょ、ちょっと!話すから離して!」


私が離すように言うと沙璃はしぶしぶと離した。


私は龍司さんと出会った事、それからの事全部話した。



お風呂であったことは
話さながったが沙璃は
感づいたのか「全部を話せ。」と言われたので隠さず全て話した。