担任の話しが終わって二人はまたあたしの席に集まりするてすぐチャイムが鳴る
二人の話しの内容は悪口と男の話ばっかりあたしにとってはどうでもいい
授業と授業の間には同じ繰り返しをして「ばいばーい」と言って席へ戻る
たまにトイレへ誘われて一緒に行く
トイレくらい一人で行けると思うけど二人に言ったらあの不満そうな目を向けられると思うから言わない。
だらだらと過ごすうちにすぐに放課後になってしまう
あたしは優斗と同じバスケ部だ
ゆいつ学校で楽しめること
「なら、あたし部活行くねー」
「うん。行ってら」
「梨香は帰りまぁす」
二人ともあたしの方を見ずに言う
体育館に走る。
制服から体操服に着替えてボールを持つ
あたしは早めに来て準備運動と基礎練をする
ﾀﾞﾑﾀﾞﾑﾀﾞﾑ ｼｭﾊﾟｯｯ
シュートを入れる
シュートした瞬間あたしの心の疲れは飛んでいく
バスケをしてる時だけあたしは風を感じる
体育館だから本当の風ぢゃないけどあたしの心にあたしが生きてる事を自覚させるような心地良い風が吹く
