「おはようござー」



ござーで止まって
あたしをずっと見ている新田さん。



『おはようございます!新田さん!』


「えっ?芦原さん?」


『はい?なんですか?』


「全然分かんなかった!」



「芦原さんが可愛すぎて
声も出なかったんだな」


笑いながら新田さんをいじる店長。


「………。」


『そんなわけないですよ!!』



新田さんがなにも言わないから
あたしがホローしてしまった。