私と話したことによって
彼女
高岡 夕子はクラスメイトから浮いているのではないかと私は心配でならなかった。


しかしそんな私の心配とはよそに彼女は私に話し掛けてくれた

「ねぇ、この学校って吹奏楽部ってある?」

「あるよ。何か楽器をやってるの?」

「うん、フルートを小さい頃からやってるんだ。山田さんは何部?」

「私は…美術部。」

「へぇ、絵が好きなの?」

「……うん。」

私は自分のことに興味を持ってくれたことがうれしくなり顔がほころんだ。

クラスメイト達は高岡さんにどんな対応をするのか

気になる

私のせいで…もしかしたら高岡さんも!?



その心配はないようだ。
高岡さんはいつも積極的で誰にでも話しかけていた。

そんな高岡さんは光り輝いていた。

あんな素敵な人なのに私に声を掛けてくれるなんて、

私は彼女に憧れるようになった。