「やめろよ。」

神のような声が聞こえた!

「なんだぁ?お前?彼氏かぁ?」
声をかけてくれた人にチャラそうな男は睨む。

「そうだけど?人の女に手ぇ出すなよ。」

一瞬ドキッした一言。
だけど今はこの人に話を合わせる。

「そ…そう!彼氏と待ち合わせしてたの!」

キリッと睨みつける。

「さっさと消えろ。」

低い声で放った一言はとても迫力があった。

「んだよっ…男いたのかよっ!」

悔しそうに後ろに歩いて行った。