「慶一…?」

いきなりの事で混乱して何が何かわからない。

「もぅ…もう重いんだよ。お前…。俺には無理だよ…栄華…」
頭の中が真っ白になった。

いきなりすぎて、何もわからない。

「じゃあな…栄華…。」

あたしに背中を向ける。

待って、待ってよ…慶一…。
行かないで。


「慶一!」

大声で名前を叫ぶけど慶一は振り返らずそのまま進んでいっちゃう。