予想もしていかった言葉。 慶一じゃない人に家まで送ってもらうのは始めてかもしれない。 けれどそこまでしてもらうのは悪い。 「けっこうです…。一人で大丈夫なんで。」 「さっきのみたいなのに会ったりしたらそれこそ大丈夫じゃないよ。送ってく!」 言い出したら聞かない。 そんな彼に少し驚いていた。 「家どこ?」