「なにかおかしい?」

永原さんは不思議そうに笑いながら言う

うわあ~、きゅんっだわ

「いや、べつに、ってヒヤ!」

急にほっぺに冷たいものがあたった

ジュースだ

「はい、手伝ってくれたお礼!あと川田先生からの代わり」

「あ、ありがとうございます」

「暑いし、車で送ってあげたいけど、今からすぐ行くとこあるから、ごめんね」

「い、いいえ!ジュースありがとうございます!じゃあまた」

「いえいえ、じゃあこれから修学旅行までよろしくね、また~」


そう言って永原さんは車で学校をでた