―高校に向かうにつれ、次々と

あたしと同じ制服をきたひとたちが目立つ。

友達できるかな…

少し不安になりながら校舎の中に入っていった。

あたしのクラスは一年一組。

教室に入る。

席に座って準備しているとあたしの斜め後ろの女の子が声をかけてきた。

「ねぇねぇ!名前なんていうの??」

「え…」

いきなり声をかけられてびっくりしたうえにあたしは人見知りなのだ…。

「な、中川加奈だよ」

「そっかぁ♪あたしは南春奈☆よろしくね!!」

「うん!よろしく♪」

さっそく一人友達ができた。


春奈は華奢で髪が金に近い茶色のふわふわ。

顔も可愛い。

そんな春奈の明るい雰囲気にあたしは次第に人見知りしなくなっていった。