――あれからもう三日たった。


あたしはあの日から家に閉じこもってた。


今が春休みでよかった。

あたしは高校生になる。

愛斗と同じ高校に通うのを夢見てたのに……。

愛斗は……もういない。

あたしの隣にいないんだ。


"会いたい"


これしか考えられないよ。


会いたいなんて願っても切なくなるだけ。


強く想うほど愛斗が離れていく。


もう一度だけ。

もう一度だけでいいから。

少し低くてハスキーな声で

"好きだよ"





って呟いて…。