「そぉけぇ。
思った通りじゃ」



「…」



「美希子ちゃん、この事はここだけの秘密よ。
そがいな事、口にしてる所憲兵さんにでも見つかったら…


あぁ、恐ろしい。

非国民呼ばわりじゃけ」




ひどく震えている。


「う、うん」

私は頷いた。