「俺も
君は苦労したと思うが、あの時代に君が来てくれて…本当に嬉しく思う。

たとえ一時でも
君といられた。
恋はすごいな。

それまで俺は、国と妹のためだけに死のうとしていた。
でも、
君を守ろうと思ったんだ。赤の他人の君をだ―。


どうしてだと思う?」





北山さんは



私を抱きしめたまま。





え?

この状態で聞いちゃう!?



かぁ―っ

ヤバい。

顔が火照ってるのが
わかるよー。