「みきちゃんはー?」


目はアイスを見たまま

朔太郎は私に聞いた。


「んー?朔が選んでよ」


私はベンチに腰かけて

おばちゃんと話をした。



「ほんっと べっぴんさんになったねぇー 美希ちゃん」


「えへへっありがとう。
おばちゃんもまだまだ若いね」


「あらやだ!ほほほっ」



小さい頃から

鹿児島に来る度に

この店に来ていたのだ。



だから、
おばちゃんとは仲良しだ。