「俺がこれを食べているのは、そんなにおかしいか?」

「そ、そんなことないよ!!なんか、意外性があるっていうか…えっと、そう。ギャップ!!ギャップがあって可愛いっていうか…」

「…無理な気遣いは無用だ。」

「…ごめんなさい。」



またやってしまった。



寡黙な彼とは対照的に、



私はとんでもなくおしゃべりだ。



でも別にしゃべり上手なわけじゃなくて、



ただ沈黙を恐れて喋り続けるだけ。



それでいつも、こんな空回りを繰り返す。