しょうがないから、 気が変わるまで一緒にいてあげる。 私の行動にきょとんとしたあとすぐに、 優しく私の頭を撫でた。 「ごめんね。俺バカだから、ほかにいい名前が浮かばないんだ。だから、お前の名前はクロのままでいいかな?」 頭を撫でる大きな温かい手が気持ち良くて、 私は目を閉じた。