今日は寒いから、帰ったら暖かいコーヒーとココアを入れようか。



一つの傘の中、



何気ない会話をしながら歩いていると、



私はもう一つ悪戯を思いついた。



普段ならこんなこと言えないけれど、



素直になったからできる、特別な悪戯。




「あのね、」




小さく呟いた私の声を聞こうと、彼は腰を屈めた。




「大好き」




近づいた彼の耳元で囁けば、彼の顔はたちまち赤くなった。





sweet snow day
(少しだけ素直になれる)
(白い魔法が降ってきた)