「…今日は早いんだな」 「あー、うん。珍しく講義が早く終わったから」 「そうか」 「うん。」 毎週待ち合わせる木曜日。 おしゃべり教授の講義はいつも長引くから、 彼は今日も私が遅れて来るとふんでいたんだろう。 だから… だから彼は、 クリームたっぷりのチョコレートパフェなんて どう考えても似合わない可愛らしいものを幸せそうに食べていたんだろう。