「梨愛〜っっ。やったよ,同じクラスだよ!!」
「まじで!?よかったぁ。」
あたしは,黒川梨愛。
東海高校の1年生。
幼なじみで親友の南莱菜と同じクラスになった私は,舞い上がっていた。
ガラガラッッ。
「えぇ,今日からお前たちの担任になった甲斐だ。」
"嘘っっ格好よくない!?" "あたしタイプかもっ"
なんて声が今日のあちらこちらから聞こえてくる。
入学式が終わり私たちは,近くのファミレスで,遊んでいた。
「ねぇねぇ,もしかして東海1年の子?」
「そうですけど...何か?」
私たちは誰かに声をかけられた。
「俺2年の稀村大雅って言うんだ,こっちは大悟。こいつも東海の2年だから。っていうか,今暇してる感じ??暇なら俺らにつき合ってよ。」
少し強引なところもある人達だったけど実際は,ものすごくいい人達だった。
これが出会いだった。
それから私たちの恋は始まった。