「授業を真面目に聞いて
ノート取ってるだけだ」

「それができないのー」


そんな言い方したって
全然可愛くないぞ、琢磨。


「できないのーじゃなくて
少しはやる努力しろよ…」

「手厳しいなぁ、真哉君は」

「普通だ!普通!!」


…そして君付けやめろ。


「本当生真面目と言うか
何と言うか…」

「やかましいわ!」

「もう少し話し易かったら
真哉にも女の子の1人や2人…」

「殴られたいのかお前は」


不敵に微笑んで琢磨を見下ろす。


「嘘、嘘、冗談!冗談!!」