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「助けたら平手打ちか?え?コラ」

「申し訳ない…」


転びそうになったアタシを高梨が
抱き寄せて助けてくれた。
ここまでは万事オッケー。

でその後助けてくれた高梨
を平手打ちしてしまったらしい。

[らしい]と言うのはあまりにも
ショッキングだったので空白の
5秒間となってしまった為
である…。


「男に免疫無いから
しょうがないじゃん!」

「だからって平手打ちか!?」

「それはさっき謝った!!」


謝った事を掘り返すのは
反則だと思いまーす。


「っ…たく恥ずかしいのは
俺なんだからな!」


それも当たり前、高梨の頬は
平手打ちされた所を覆うように
冷却シップが貼られている。