「電車通学は憧れるけどな」
「あ、アタシもね最初はワクワクだった
んだけど毎日電車ってなると
新鮮味が薄れてきちゃうもん」
「そんなもんか」
「そんなもんだと思う」
そうしているうちに体育館側
の倉庫に着いた。
―荷物持ってないとやっぱ
早く着く感じがするや。
よっこらしょ、と高梨が運び
終えるまで入口で待つ事にした。
「高梨ーありがとー!」
「ジュース1本な」
「え!嘘、金取るの!?」
…やっぱりカツアゲか!!
「冗談冗談」
「…人の心弄んで一体何が
楽しいのよ?」
「俺が楽しい」
こンの野郎!ニヤニヤ笑いおって!!