残酷な過去の記憶を抱え、友人の家を渡り歩くように放浪するショウ。
2月、公園のベンチの上で、寒さと飢えに震えていたその体へ、救いの手をさしのべたのは、明るく無邪気な少女·維奈だった――。
ショウは少しずつ維奈に惹かれていくけれど。
『彼』の想いが叶うことは、きっとない。
※これは決して悲しい恋の物語ではありません!
世界に、こんな幸せな三角関係があるなんて。
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キャラクターがどの子もみんな可愛くて、あっという間に読み進めてしまいます。
そして、最後に「!?」となって、にやにやしながらもう一度読み返しました。
語り手であるたろうちゃんのツンデレっぷりがとても微笑ましく、何度読んでも文章を追うストレスを感じません。
ぜひぜひ、読み返してほしい作品です。
感動とときめきを有り難うございました!