しばらく仲良く喋って色々な事を教えてくれた


このマンションには2人で住んでる事―

しゅう君の仕事はバーテンさん?―

お兄ちゃんと同年―


お兄ちゃんとは17からの親友―

喧嘩はよくするけど絶対にどっちかがアイスを買ってきて仲直りする―

アイスって所が可愛くて笑った。


「はぁ~お腹へったーっ!」


「なんか作ろうか?」

普通に敬語じゃなく喋ってた。


「けど冷蔵庫な~んもないわ」

「あ~…」

「そうや!レストラン行こっ!俺ハンバーグ食べたいわ」

「えぇ?!」

「ええって何?嫌?」

「全然!けどお金もってない」

「心配ね~」

「けどっ…」

そういう事はやっぱり―
なんかお金が関係すると…

「じゃあとで陸からもらっとくから!なっ?それでええやん」

「―うん」

渋々のうん―

お兄ちゃんって言っても今日会ったばっかりなのに…―


レストランについてペラペラ喋るしゅう君―

いつのまにか“しゅう君”って呼ぶようになってた。

ニコニコ笑い合いながら帰って来た―

美味しそうに食べるしゅう君を見て可愛いななんて思ったりして―

学校の事とか話すとニコニコ聞いてくれて

怖い人なんじゃないって改めた―