「んッ・・ここ・・」

チャラッ・・

「!?何、コレ!?手錠っ!?」

「・・ッ!・・んッ!」

全然、はずせる気配はない

ウチは空き教室とみられるところの天井から

紐と手錠でつながれていた

「・・ッ!動けない・・ッ!」

ジャラジャラッ・・

手錠はそういう音をたてるだけだった

ヒヤッ・・・

「ゥ・・寒!・・て、え!?!?!?」

ウチ、下着姿・・・

制服はッ!?何処!?

こっ・・こんな姿、だれにもみられたくないよッ!

どうしよう・・

旧校舎なんかに、だれも人なんていない

ヤバイ!ヤバイよ

―――助けて!

・・こ、声がで・・出ない・・

「・・・・ッ!・・・タ・・スッ!」

ウチは恐怖のあまり、声が出なくなった

どうしよ・・ともかく

だれかッ・・!

助けて!!!!!!!!