ったく・・アイツっ!なに考えてんのエロ男!

ウチっ・・ファーストキス

あいつなんかに奪われちゃったし

「~~ッ!」

ほんっと信じらんない!

どーせ、遊びのつもりなんだ!

どーせ・・ウチ・・も遊びの一人・・。

そう思った瞬間、足の動きが遅くなった

「・・・アソビ」

そう呟くと

急に心が軽くなった

アイツなんかに振り回されて・・・バカみたい。

あんなヤツ、ウチのこと本気で思ってるわけない

じゃあ、反応しなければいいんだよ!

ふんッ!

「もう知らない!ね!か・・・・な?」

・・・いない!?

なんで!?え!?

ってか・・

ココ、何処!?!?!?

あたりを見回すと

ボロい旧校舎。

しっ・・知らないんだけど、こんな場所!

~~~ッ!

またアイツのせーで!

どーしよ・・ココ、わかんないよ

ずっとすたすた歩いてたから、はぐれちゃったんだ

「ど・・どーしよ」

その一言だけで充分長い廊下には響いた。

・・・怖い

だれもいない薄暗い廊下。

怖いッ・・怖いッ・・

「だっ・・だれかァ!いな・・!?」

急に口をふさがれた

「~~~ふごふご、んん~~!!」

だんだん目の前の空間がグラついてきて・・

意識は――――――――とだえた