それから。

涼真をからかいながらゲーセンに寄り。

……またナンパされ。

もちろん相手にはしてないケド。



……新学期早々疲れて帰宅した。





『……………はぁ……』



バッグは机の上に放り。

精神的に疲れた体をベッドにダイビングさせる。



肌触りのいいタオルケットが疲れた体に心地いい。

眠気を誘う。





……このまま寝ちゃいそ……。





意識が飛びそうになった瞬間。

ポケットに入れたままになっていたケータイが。

静かだった部屋に着信を知らせた。



『……んだよ……』



誰だよ。

人の気持ちイイ時間、妨害しやがって。



ディスプレイに映る名前もろくに見ずに。

通話ボタンを押した。