中学校につくと

玄関にクラス表が貼られていた。

『さやー!五組に名前あったよ』


友達がこっちに向かって叫んでいた。

この小説の主人公はそう。

わたし。

吉崎さや。

さや[ほんと?誰か知ってる人いるかなあ。千秋は居た?]

千秋はあたしの親友

千秋『うーん…。』

知ってる人の名前はほとんどなくて

不安を募らせたまま

下駄箱に靴をいれて教室に行った