結局、そんな調子が何日か続いた。あの昼休み以来、美々は様子がおかしい。
近いようで、何処かよそよそしい感じ。
出会って間もない関係なのだからそれが普通なのかもしれないけれど、
初日に意気投合した身としては、なんだかモヤモヤするもので。

もしかしたら、あたしの変な思考が、伝わっちゃったのかな……。なんて考えたりして。

そんなある日の休み時間、悠紀さんは溜息ばかりのあたしに目ざとく気づいて、心配してくれたけど、とても相談できる話ではなかった。
「大丈夫」と言うと、「そう?無理はだめよ」と言ってくれた。
それから、気持ちを切り替えたように悠紀さんが話し始めたのは、美々の誕生日についてだった。