「帰りもあの子達と一緒ってことになったら、お断りしていたわ」
溜息をついて美々は
「わたし、人見知り激しいの」
と、告げた。
「だから最初はふぃーちゃんも怖かった」
最初のアレは人見知りだからだったらしい。


急に距離が縮まったあたしたちは、一緒にクレープを食べたり、ウィンドウショッピングをしながら帰った。





美々が歩くたび、ふわふわのブロンドからシャンプーの香がして、妙にどきっとした。