下校時になると、ひとしきり話を聞いて小鳥たちは満足したらしく、
「わたくし達、方向が違うから帰りは遠慮するわ」
と、あたしにアマミヤビビを「任せて」くれた。


とびっきりの営業スマイルで
「美々さん、一緒に帰りましょう」
とお誘いすると、彼女は
「えぇ」と微笑を浮かべた。