「おっはよう☆」

美沙はとびっきりの笑顔であたしのところまで来た。

「おはよう、美咲」

あたしは明るく答えたつもりだけど

美沙はそう思わなかったらしい。

「ねえ、まだ電話こないの・・・?」

「…うん。まだ…。」

「本当に何考えてんだろうねー?」

美沙は京と同じクラスなのもあってか、

よく京との事で相談にのってもらっていた。