あたしは荷物を置いて

音楽室に向かった。

「むうー!」

璃來が呼んだ。

この時あたしが振り向かなければ

悲しい事を聞かされずにすんだかもしれない。

だけどあたしは振り向いてしまった・・・。

「んー?どうした?」

「あのね、後で話あるんだけど…いいかな?」

「うん。全然いいよ☆」

いつのも璃來らしくないと思ったけど

あたしはあまり気にしないようにした。

部活が終わり、あたしは璃來のところへ向かった。