今日も一日何もない日だった。

あたしの心はもう、限界に達していた。

だからなのかな・・・。

自分から電話したの。


≪―プルル―≫

「…もしもし?」

「京・・・?あのね・・・」

あたしはこの時迷った。

今、言ってしまえば≪あたし達の関係は終わりなんだ。≫って。

だけど、このままじゃ自分が辛いまま。

「京・・・本当に海來が好きなの・・・?」

京は正直に答えてくれたよね。

あたし、悲しかったけど嬉しかったよ。

「俺・・・、やっぱり海來が好き。」

すべてが崩れた。

もう、あたしは京の隣にいられないんだって・・・。

「そっか・・・。分かったよ。・・・じゃあね。」

そう告げてあたしは電話を切った。