暗くなった画面に、まぶたの腫れた自分の顔。 …めっちゃブサイクやなぁ。 いっちゃん。いっちゃん。いっちゃん。いっちゃん。 今頃、彼女さんと仲良く過ごしてるんかな。 いっちゃんのおっきい手のひらは、彼女さんには触れるんかな。 そこからいっちゃんのすき、は、流れ込むんかな。 時計の針がチックタク、妙に耳について響く。 時間が進むのが、めっちゃおそい。 「…っ、もう、嫌や……っ」 ……蒸発して、消えてまいたい。