応えてくれんでいいし、利用してくれてもええ。
やから勝手にすきでおってもええかな。
ウチがもうしんどくてむりってなるまで、近くおりたいねん。
頑張りたいねん。
素直に自分の気持ち全部ぶっちゃけたら、志波くんはふきだすみたいに笑って。
「…下心ありありって!!ずいぶん男前やなぁ」
ひととおり笑って、ありがとうって。
…ありがとう。
何回も、そう言った。
家に戻ってから、化粧も落とさんとベッドに倒れ込んだ。
すっきりした気持ちと、やってしまった感と、恥ずかしいのと、疲れたのとが一気に込み上げてわけわからんくなる。
…志波くんの彼女さんは、髪が長いんやって。
中途半端な肩くらいまでの長さの自分の髪を見て、ちょっと泣いた。