待合室で名前呼ばれるまで、ひたすらふたりで読書。


やっぱりええなぁ、スラムダンク。ちょっと泣きそうなった。






診察は無事にすんで、今回も異常は見られんかった。

主治医の先生はあいかわらず優しい笑顔で、


「みともちゃん、ちょっと太った?」


って言うてきた。


…なんでウチの周りはこんな失礼な男性方ばっかなんやろ。

いっちゃんはしょっちゅうポニョ子ってゆうてくるしな。


あとは親戚のうちに行って久しぶりにおばあちゃんに会ったり、ごちそうしてもらったりして。



なんやかんやしてたらあっという間にとっぷり日が暮れてた。



やっと家に帰って一息つける…


そう思たのに、相変わらずおかあさんは忙しそうで、冷蔵庫開けるなり、ああ〜とか、わぁ〜とか嘆きはじめた。



「しもた!!たまごもう使いきってもたんやった…明日の朝ホットケーキしよ〜思てたのに!」

「…ほな別のでええやん」

「あかん!!明日の朝食はホットケーキやねん!ふわっもちっな気分やねん!!」



…知らんよ、そんなん。

たしかにふわっもちっはウチも好きやけども。