「……っ!?」
「…ふ。めっちゃきもちい」
「…っ、最悪やいっちゃん」
ぐるって体を回して、反撃。
いっちゃんの急所は左わき腹やから。
「いやっ…、ちょ、そこはアカンって…!!」
…ふっふっふ。とらえたぞいっちゃんの弱い場所。
ぎゃーぎゃーさわいで。
笑って。笑かされて。
ふたりでばしゃばしゃやってたら、いつの間にか…お風呂のお湯が半分くらいになってもとった。
ドライヤーで髪かわかしてからリビングに戻ると、パンツ一丁のままいっちゃんがぼけーっと座とった。
髪も、濡れたまんまやし。
パジャマに着替えたウチのこと見て、ふにゃって笑う。
「…何しとん、いっちゃん」
「んー。久しぶりに、みともにふいてもらおか思て」
「べつにええけど…風邪ひくで?まだ寒いねんから」
わしゃわしゃー。
首にかけとったバスタオルはずして、いっちゃんの頭をふく。
「いたいいたいみとも!もっと優しく」
「じゅーぶんやさしいやんか」
「めっちゃ適当やん!…っていうか、じろじろ見んといてかー。みとものエロおやじー」