「俺もいく」

「へ?」

「だから俺も一緒にいくっていってんの。聞こえなかった?桜野真麻さん」

いいことないから行かないんじゃなかったの?

なんかムカつく。でも、ここは抑えて…

「分かった。そのかわり道案内よろしく!」

どうせ1人じゃいけれないもん!一石二鳥でしょ!

「プッ、学年1位のくせに道さえ分かんないとかたいしたことねぇんだ?」

意地悪な笑みをする。

カッチーンときた!

「はは〜ん。そう。じゃあ貴方は、その私に負けたんだよね?たいしたことないのはそっちじゃない?」

「たったの1点差で?満点とってからいえば」

この人嫌い。

「はっ負け惜しみ?ま、1人でいくんで。さようなら!万年2位くん」