あの打ち上げの日から、女子の視線が痛かったけど、なんとかのりこえて、待ちに待った夏休みっ!
スケジュールもたくさんたてた。
海、プール、夏祭り、お泊まり………。
まぁ……、暁とデートも…しますよ……。
あ、雷斗だった……。
雷斗と呼ばなくてはならなくなったきっかけは、付き合ったあの日、みんなと解散してから家まで送ってくれた。
『今日は、いろいろあったねー!楽しかった!まさか暁との記念日になるとは思わなかったけどねッ』
『フッ、まあな。……てかさぁ、俺ら付き合うことになったんだし、名字の呼びあいはやめねぇ?』
『………それもそうね。じゃあ、“暁”からとって、“あっくん”にしよっか?ふふっ』
『あ?んな気持ちわりぃのやめろよ。鳥肌たつ』
『えー、じゃあ〜………』
『名前でいいじゃねぇか』
『は?あっ、耳あっかーい!デレデレくんっ!ふははっ』
『チッ、うぜぇ』
『彼女に“うぜぇ”とか言わないの!分かった?“雷斗”!』
『あ?あぁ、……おう』
なーんて、会話でなっちゃったの!
デレデレ雷斗くんも可愛いかったな。
そんな私も恥ずかしかったわけで、内心ドキドキバックンでした。
そんなSummerをすごすため、1学期最後だというのに、仕事をさせられてます。