「由良ちん何でるんだっけ?」
「確か……色別とクラ対と100M走と障害物だと……」
「あ、私由良と一緒だった」
私は2競技をやる変わりとして残り2競技は優先順位をもらった。
「あ゛ー暑い」
「暑いっていったら暑くなるじゃん。寒い寒い……暑い」
「では、プログラム1番、開会式」
開会式ぃぃぃ?あ、常識か。
こんな暑いのに……。
「ゆっ由良?」
相方由良ちん、かなり不機嫌です。
「こんな暑いなか先生達はテントの中で座るって扇風機つき。私たちはアツアツおひさまの下」
「はっはい!」
「ふざけんじゃないわよ」
ひぃぃぃぃ。
「由良……ちん?いきませんか?」
「………」
……痛い。
私は由良に腕を捕まれながらグランドに向かった。