「起きるの……遅いよぉ!」

うん……。

「真麻の……お母さんがっ」

分かってるよ……。

「お葬式も……終わったのに…!」

お母さん……。

「……もう、1ヶ月も寝てっ…」

え、そんなに…?

「みんなで毎日きて……っ」

ありがとう……。

「みんな…真麻が起きるのを待ってたんだよ!」

ごめんなさい……。

「真麻ぁぁぁ…」

こんなにたくさんの人に見守られてるのに……、

「おかえり、真麻」

私は馬鹿だ。

「み、んな……、あ…りが……と…」

上手く喋れない。

涙が…、とまらない。

「真麻、学校いこう?」

道を見失っても、何度も何度も“こっち”と教えてくれた。

でも、もう私は……。