家に帰ると、雷斗は寝室の私のベッドで、あっという間に寝てた。

私も疲れたから寝ようとしたけど、ベッドを占領されたから、ソファーで寝ようとすると、

「来い」

と言われた。

寝てたんじゃないの?と思ったけど、渋々ベッドに向かった。

「なに?って、ギャッ!」

引き寄せられて、ベッドに寝かされた。

何すんの?!っと言おうとしたけど、本気で寝てたっぽかったし、離れようとしても離してくれなかったから、一緒に寝させてもらった。


……――それから3時間。

起きたら、雷斗はいなかった。

携帯を開くと、もう5時で、メールがきていた。

<帰る>

と、絵文字なしの短文。

なんか、今日はいろいろあったな。

私は、しばらくの間、ぼーっとしていた。