「… おいしい。」




『でしょ?俺のお気に入り』




「はい、そうですか…」



『お見苦しいところ見せて本当にごめんね、』



「あ、いえ、私こそすみません」




『どうして謝るの?君は何も』



「いえ、何となく…」




『へー。何となく、か…
謝らないで何も悪いことしてないよ』



「あーはい、...」





ココアをもう一度口に含む。




やっぱり、とても熱かった。