「ただいまぁ」 「おかえり…ってどこ行ってたの?」 「病院」 「具合悪いの?」 家に帰ると、すぐに純がたくさんの質問をぶつけてくる。 「ううん。産婦人科」 「産……婦人科?」 「うん。妊娠してるみたい。…純と私の子だよ!」 「そっか!嬉しい!!」 私の手を握るとブンブン振り回して喜ぶ純の姿は、いつものクールな純からは想像出来ないくらいかわいい。